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お父さんへ

お元気ですか?私は定期紛失したり、駅のホームに靴落っことしたり、はしかにかかったり、
恋に玉砕したり、でもとっても平和な毎日を送っています。
今日はちょっと変わった会に参加しています。
だから、お父さんへのお手紙もいつもと違う感じで、「プチ・パパ分析」を書いてみたいと思います。
異論はあるかもしれないけど、黙って聞いていて下さい。
お父さんを一言で表すと、「やんちゃでアニメと車が好きな愛妻家」。
幼稚園の娘と遊ぶ時に、両足もって振り回して投げ飛ばすって、結構やんちゃですよね。
夜寝る時はお父さん好みのアニメが子守唄でした。私、女の子なのに「モスラの歌」が歌えちゃうし。
車に関しては・・・今思えばお父さんの車、改造加えてましたよね?
それに、あんなにお父さんっこだった幼い私の前で、
「君も好きだけど、お母さんのほうがもーっと大好き」って・・・あなたどれだけお母さんにぞっこんなの。
でも、そんなお父さんだからこそ、大好きなんだと思います。
こんなに家族思いなパパは、世界中探してもどこにもいないしね。
車好きだったお父さん、車に殺されてから早11年ですね。
6つ下だったお母さんも、もうお父さんの年齢を追い越しちゃいました。
そして何の因果か、私今自動車事故の受付のアルバイトをしています。
意外と割り切って仕事ができています。
きっと、お父さんの死が私の中で風化してしまったのでしょうね。
私はリアリストだから、お父さんが見守ってくれているという感覚は持っていません。ごめんね。
でも、お父さんが今どこにいるのか、どこにもいないのか、考えても考えても私にはわからないのです。
でも、私がこうして生きていられるのは、お父さんと暮らした日々の記憶という宝ものがあるからです。
そして、私が幸せであることによって、お父さんの死も意味あるものになると思うのです。
だから私、たくさん子供産んで、お父さんのように絶大なる愛情を注いで、
立派なマザコンに育て上げるつもりです。
だって、お父さんの1番にはなれなかったから、せめて自分の子供の1番でありたいもの。
今日、この会のテーマは「生んでくれてありがとう」だそうです。
でも、お父さんが直接生んでくれたわけではないし、しかもお母さんが一生懸命踏ん張っている時に、
「グロいのダメ」とか言って分娩室の外で待っていただけですから、この言葉はちょっと語弊があるかなと。
なのでそんなお父さんにこの言葉を。

「お母さんを愛してくれてありがとう」

娘より。

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2008年7月5日投稿 // 第1回ありがとういのちイベント参加 // 女性

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